おはこんばんにちは。カメラ・メンズ向けアイテム開発のTKSGです。

「周辺減光」カメラ用語としては知らなくても、
スマートフォンのアプリで写真を加工するのが好きな方なら「写真の周辺が暗くするとレトロでいい感じになるアレ」
と聞くと分かるかも。

これは本来レンズの光学的な欠点とされ、最新のデジタルカメラでは自動的に補正されるので、
目にすることが無いかもしれません。

しかしこの周辺減光、フィルムカメラの再ブームやInstagram等の普及により、改めて”味”として見直されてきているようです。
かく言う私も、視線が中央に誘導され被写体が浮かび上がるような、独特の雰囲気は大好き。
正確性を求められないスナップ写真等では、画像加工で後から足すエフェクトでは無いレンズの個性として大いに活かして楽しんでいます。
カメラの自動補正(ビネットコントロール)は勿論OFFです。


Nikon D750+AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
*Adobe LightroomでRAW現像

数年前に訪れたサンフランシスコでの1枚。
アメリカに行けばレトロでマッシヴなアメリカ車がたくさん撮れる!
と意気込んでいた私を迎えたのは日本車を多く含む最新のコンパクトカーだらけの風景でした。
カルフォルニア州の厳しい排ガス規制によるものだそうで、何とも複雑な気分になったものです。
そんな中、Twitter社の本社近くに取った宿の近く、ふと迷い込んだミッションエリアの裏路地で出会ったのがこのフォード・マスタング。
不思議なブラウンの60年代製ポニー(エンブレムのモチーフになった野生馬の愛称)はボロボロ、フロントも派手に凹んでいましたが、
決してその場に打ち捨てられた廃車ではなく現役で走りまわっている、正に私が思い描いていた”イケてるアメ車”そのものでした。
空気感を取り込むためにレンズの絞りは開放で。
どんなドライバーが乗っているのか分からなかった事、走っている姿を見れなかったのが心残りですが、今でもこのポニーは同じ場所で休んでいるんだろうな、と思いを寄せています。

【おまけ】
気になって調べてみたらまだいた!
Googleマップのストリートビューのリンクです、ぜひ見てみてください。
https://www.google.co.jp/maps/place/37%C2%B046’30.9%22N+122%C2%B024’39.1%22W/@37.7753037,-122.4108199,3a,75y,180.91h,67.58t/data=!3m6!1e1!3m4!1sTXU5DOuJb-isV2r6hxSgrw!2e0!7i16384!8i8192!4m6!3m5!1s0x0:0xac5449ea8cc961bf!7e2!8m2!3d37.7752444!4d-122.4108502?hl=ja